アルジャジーラ、従業員の親族19人が死亡と発表 難民キャンプ空爆で
(CNN) 中東カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは1日までに、パレスチナ自治区ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプに対するイスラエル軍の空爆で、同局の従業員の1人が親族19人を亡くしたと発表した。
発表によると、この従業員は衛星担当の技術者。10月31日の空爆で父親と姉妹2人、兄弟1人と妻子の一家合わせて6人、おいとめい8人、義理の姉妹1人とおじが死亡した。
アルジャジーラは声明で、「イスラエルによる卑劣で無差別の爆撃」を「許しがたい行為」と非難。国際社会に対し、ガザ住民への「重大な不当行為」に大至急対処するよう呼び掛けた。
同局は先週、ガザ支局長の妻子と孫がイスラエル軍の空爆で死亡したと発表していた。
米NGO「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」によると、先月7日にイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突が始まってから同31日までに、少なくとも31人のジャーナリストが死亡した。このうち26人がパレスチナ人で4人がイスラエル人、1人はレバノン人だった。