ハマス、3段階での停戦と人道支援を提案 人質解放と引き換え
(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスの人質解放や停戦の交渉で、ハマスが3段階で各45日間の停戦期間を設けて人質解放と引き換えに人道支援物資の搬入などを行う案を提示したことが明らかになった。
ハマスの要求にはパレスチナ自治区ガザ地区からのイスラエル軍の撤退や大規模な人道支援の取り組み、ガザ全域での人々の移動の自由などが含まれている。
ハマスによると、交渉を仲介しているカタールとエジプトに「枠組み合意」への返答を伝えたという。
CNNは要求が盛り込まれたハマスの返答のコピーを入手し、ハマスの高官はそれが本物であることを確認した。
交渉に詳しい匿名を希望するイスラエルの当局者は7日、「人質解放の交渉に関しては、停戦やイスラエル軍のガザからの撤退にイスラエルが同意することはあり得ない」とCNNに語り、ハマスの案の受け入れに否定的な見方を示した。
この情報筋は、ハマスが昨年10月7日に拘束された囚人の釈放も求めていると説明し、「これはイスラエルが決して同意しないことだ」と述べた。