ウクライナ各地に大規模攻撃、キーウで4人死亡
だが、7日の迎撃の成功率は昨年ミサイルとドローンで激しい攻撃を受けたときより低かった。同年の成功率は80%を上回ることが多かった。
ロシアは今年に入って空からの攻撃を強めており、ウクライナは同盟国にさらなる防空システムの供与などを求めている。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は数週間前、ロシアが巡航ミサイルや弾道ミサイル、極超音速ミサイル、ドローンなどを使って攻撃しているとCNNに明らかにした。
ロシアからの空爆で被害を受けた建物から女性を救助するキーウの消防士/Valentyn Ogirenko/Reuters
ウクライナのシンクタンク、ラズムコフセンターの共同ディレクターを務めるオレクシー・メルニク氏はCNNの取材に、ウクライナの防空は「能力の限界」に達していると指摘した。
ゼレンスキー大統領は7日、ロシアのミサイル攻撃を阻止するために必要な迎撃ミサイル発射機について、自国に「著しく欠けている」ものだと指摘。「ウクライナは現在、近代的な防空システムを同盟国と生産することはできない」とも述べた。