中東歴訪の中国大使、ハマス指導者と会談 カタールで

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ハマスの指導者であるハニヤ政治局長(右)と中国の王克倹大使=17日/Hamas Media Office

ハマスの指導者であるハニヤ政治局長(右)と中国の王克倹大使=17日/Hamas Media Office

(CNN) 中国外務省の王克倹大使が17日、カタールでイスラム組織ハマスの最高指導者、ハニヤ政治局長と会談したことが分かった。

昨年10月7日にハマスがイスラエルに奇襲攻撃を仕掛けてから、中国とハマスの当局者が公式に会談したのは初めて。

外務省によれば、王氏はハニヤ氏とパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘などについて意見を交換した。

ハマス広報部門の発表によると、ハニヤ氏は「侵略と虐殺」を早期に終結させ、イスラエル軍をガザから撤退させて、パレスチナ国家の樹立という目標を達成する必要があると訴えた。

中国外務省によると、王氏は10日から中東を歴訪中。エジプトに続いて13日に自治区ヨルダン川西岸地区を訪れ、パレスチナ自治政府のマリキ外相と会談した。ガザでの戦闘と人道状況に「深い懸念」を表明し、中国は停戦成立と民間人の保護に尽力していると強調した。

14日にはイスラエルを訪問して外務省のアジア太平洋担当者らと会談し、包括的停戦と戦闘の中止、人道支援や民間人保護の保証が最優先課題だと訴えた。また、イスラエルとパレスチナ国家が共存する2国家解決を改めて呼び掛けた。

ガザで軍事衝突が始まってから、中国の外交官が西岸やイスラエルに派遣されたのは初めて。

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