独ルフトハンザ航空、テヘラン便の運航を一時停止
(CNN) 独大手のルフトハンザ航空がイランの首都テヘランで離着陸する航空便について「現在の中東情勢のため」一時的に運航を停止したことがわかった。ロイター通信が10日、ルフトハンザ航空の広報担当の話として伝えた。
広報担当によれば、今回の決定は慎重な検討を経たもの。運航停止の措置は11日まで継続される見通し。
広報担当は、中東情勢を注視し、当局とも緊密に連絡を取っていると説明。乗客と乗員の安全がルフトハンザ航空の最優先事項だと指摘した。
ルフトハンザ航空の運航停止の前には、イランの最高指導者ハメネイ師が、在シリア・イラン大使館に対する空爆をめぐり、イスラエルを非難して報復を明言していた。
イラン国営メディアによれば、在シリア・イラン大使館に対する攻撃により、建物が破壊されイランの当局者7人が死亡したほか、少なくとも6人のシリア人が負傷した。
米国もイランによるイスラエルへの報復攻撃の可能性をめぐり警戒態勢を強めている。