韓国軍、北朝鮮兵の越境に警告射撃

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韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)で北朝鮮側を向いて警備する韓国軍兵士/Anthony Wallace/AFP/ Getty Images

韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)で北朝鮮側を向いて警備する韓国軍兵士/Anthony Wallace/AFP/ Getty Images

ソウル(CNN) 韓国軍は11日、軍事境界線で9日に北朝鮮軍の兵士らが一時越境したため、警告射撃をしたと発表した。

韓国軍は記者会見で、兵士らはすぐに北側へ戻ったと報告。「公表できない情報」に基づく見解として、侵犯の意図はなかったようだと述べた。

北朝鮮の兵士は20人ほどいたが、そのうち何人が実際に越境したかは断定できないという。

軍合同参謀本部の報道官は、ほかに異常な動きはみられなかったと語り、韓国軍は常に北朝鮮軍の動きを注意深く監視し、必要な措置を取っていると強調した。

南北間では、北朝鮮側から韓国にごみをぶら下げた風船が大量に送り込まれ、韓国側が拡声器を使った宣伝放送を再開するなど、緊張が高まっている。

同報道官によると、軍事境界線で発砲があったのは、2020年に南北間で偶発的な銃撃戦が発生してから初めて。

警告射撃の銃弾は北側には到達しなかったという。何発撃ったかは公表されていない。

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