イスラエル軍兵舎にロケット弾攻撃 「報復」とヒズボラ
(CNN) イスラエル軍は13日、同国北部とゴラン高原に向けてロケット弾40発が発射され、少なくとも10件の火災が発生していると明らかにした。
ロケット弾はイスラエルの隣国レバノン側から発射され、イランを後ろ盾とするイスラム教シーア派組織ヒズボラが声明で攻撃を認めた。ヒズボラによると、ロケット弾でイスラエル軍の6つの兵舎を、ドローン(無人機)3機で軍基地を攻撃した。
イスラエル軍は基地が攻撃を受けたかどうかは確認できないとしながらも、「数多くの発射」の迎撃に成功したと述べた。破片で2人が軽傷を負い、手当てを受けているという。
イスラエル軍によると、12日にも同国北部に向けてレバノン領内から200発を超えるロケット弾が発射された。ヒズボラが攻撃を仕掛けたことを認め、上級司令官殺害の報復だとした。
イスラエル軍は同日、前日の空爆でヒズボラのメンバー1人を殺害したことを明らかにした。殺害した人物は「レバノン南部にいるヒズボラで最も高位の司令官の1人」で、ここ数年、イスラエル市民への複数の攻撃に関与していたと説明した。