ガザでの戦争犯罪、「独自に評価」 米国務長官

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記者会見を行うブリンケン米国務長官=12日、カタール・ドーハ/Karim Jaafar/AFP/Getty Images

記者会見を行うブリンケン米国務長官=12日、カタール・ドーハ/Karim Jaafar/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のブリンケン国務長官は12日、訪問先のカタール首都ドーハで行われた記者会見で、パレスチナ自治区ガザ地区で人権侵害や国際人道法違反があったかどうかについて、米国が独自の評価を行う作業を続けていると述べた。

国連はこのほど、イスラエルとイスラム組織ハマスがガザでの戦闘を開始してからの数カ月間で、イスラエルとハマスの双方が戦争犯罪と重大な国際法違反に関与したとの報告書を発表した。ブリンケン氏はこの報告書は見ていないとしたうえで、当然報告書に目を通すことになるだろうと言い添えた。

ブリンケン氏は「我々は引き続き、国際人権法や武力紛争法、人権について非常に注意深く目を向ける」と述べた。

ブリンケン氏は、米政権内には国務省によるものも含めて、イスラエルやその他の交戦国が国際人権法などを順守しているかどうかを評価するための独自の手続きがあると述べ、5月に国務省が発表した報告書に言及した。

国務省による報告書では、ガザで米国の兵器が国際人道法に沿わない方法でイスラエル軍に使用されたと「評価するのは合理的」だとしたものの、イスラエルが国際人道法に違反していると公式に発表するには至らなかった。

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