停戦案めぐるハマスの要求、「実行可能でないものも」 米国務長官

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イスラエル軍の攻撃によって上空に立ち上る煙=11日、パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市/Eyad Baba/AFP/Getty Images

イスラエル軍の攻撃によって上空に立ち上る煙=11日、パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市/Eyad Baba/AFP/Getty Images

(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区での停戦と人質解放の交渉について、米国のブリンケン国務長官は12日、イスラエルが提示し、米国が支援している案にイスラム組織ハマスが多くの修正を要求してきたことを明らかにした。

ブリンケン氏は同日、訪問先のカタールで、ハマス側の要求には実行可能でないものも含まれていたと説明した。

ブリンケン氏はハマス側が求める修正については具体的に示さなかった。別の米当局者はハマスがより具体的な内容を求めており、「目指す着地点が動いている」との見方を示した。

一方、カタールの当局者は、ガザでの戦争を終わらせるためにはハマスとイスラエルの「根本的な相違」を埋める必要があると述べた。

ブリンケン氏の今回の中東訪問は昨年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲以降、8回目となる。停戦案を受け入れるようハマスに圧力をかけるのが主目的だが、同時に停戦後を見据えた計画の策定にも注力している。

ブリンケン氏は「数週間以内にガザの統治や安全保障、再建に関する具体策など、停戦後の計画の重要な要素についての提案を行う」と述べた。

ブリンケン氏は主要7カ国(G7)首脳会議に出席するためイタリアに向かう。

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