行方不明のヘリの残骸発見、22人搭乗で生存者なし ロシア極東

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墜落したヘリコプターは、カムチャツカ半島のワチカジェツ火山近くから出発した/dpa/picture alliance/Zoonar/Sipa/File

墜落したヘリコプターは、カムチャツカ半島のワチカジェツ火山近くから出発した/dpa/picture alliance/Zoonar/Sipa/File

(CNN) ロシア緊急事態省は、極東のカムチャツカ半島で乗客・乗員22人を乗せたヘリコプターが行方不明になった件で、ヘリコプターの残骸が発見されたと発表した。同省によれば生存者はいない。ロシア国営タス通信が1日、伝えた。

地元政府の幹部は8月31日、乗客19人と乗員3人を乗せたヘリコプターがカムチャツカ半島の火山の近くを飛行していた際に消息を絶ったと明らかにしていた。ヘリコプターはワチカジェツ火山の近くから出発し、ニコラエフカ村へと向かっていた。

緊急事態省によれば、1日夜までに17人の遺体が発見された。

タス通信によれば、ヘリコプターは視界不良な状況で飛行していた際に山腹に墜落した。当時、カムチャツカ半島では小雨や霧などが観測されていた。

緊急事態省の情報筋はタス通信の取材に対し、初期のデータでは乗員のミスが墜落の原因で、視界不良の中、ヘリコプターが山腹に墜落したと述べた。

緊急事態省によれば、乗員からヘリコプターの不具合について報告はなかった。

緊急事態省によれば、専門家60人あまりが捜索のために派遣された。捜索は霧や雨のために難航した。

地元の運輸当局が、安全や空輸に関する規則違反の可能性について調査を行っている。

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