テレグラム創設者のドゥロフ容疑者、フランス検察が本格捜査

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通信アプリ「テレグラム」創設者のパベル・ドゥロフ容疑者/Steve Jennings/Getty Images

通信アプリ「テレグラム」創設者のパベル・ドゥロフ容疑者/Steve Jennings/Getty Images

パリ(CNN) フランスの検察は28日、通信アプリ「テレグラム」創設者のパベル・ドゥロフ容疑者(39)に対する本格捜査を開始した。ドゥロフ容疑者は同日保釈され、フランスからの出国を禁じられた。

検察の発表によると、ドゥロフ容疑者はギャング集団による違法取引や組織的な犯罪行為への共謀、当局への情報提供拒絶などの疑いで捜査を受けている。

テレグラムは人身売買やネット上のヘイト発言、小児性愛といった犯罪にかかわる裁判所からの要請に対して、「ほぼ無反応」だったとの情報が、フランスの未成年保護当局から検察に寄せられた。

ドゥロフ容疑者は28日に保釈され、裁判所で審問を受けた。保釈金は500万ユーロ(約8億円)。司法の監視の下、フランス国内にとどまり、週に2回、警察に出頭する必要がある。

ドゥロフ容疑者はロシア出身の億万長者。犯罪組織が違法行為に利用しているプラットフォームの運営に関する共謀の疑いで、24日にパリの空港で逮捕された。

テレグラムは投稿に対する監視・管理を怠り、詐欺や薬物の違法取引、児童ポルノ拡散などを助長した疑いがもたれている。

テレグラムはテロ組織や極右集団にも利用されており、当局が監視の目を強めていた。

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