メリル・ストリープさん、「アフガンでは女性よりも動物のほうが権利ある」 国連会合で
強まる規制
権力を握って以降、タリバンは女性と少女に対する規制を徐々に強化してきた。
少女たちは働いたり、6年生以降も勉強したりすることは認められない。身体は完全に覆われていなければならず、血縁や婚姻関係にない男性を見ることも、見られることも禁じられている。
タリバンが先月出した最新の命令には、女性と少女が公共の場で歌ったり、朗読したりすることを禁じる内容が含まれている。
人権活動家らによると、この組織的な抑圧により、アフガニスタンでは女性と少女のうつ病が増え、自殺や自殺未遂の急増につながっている。
国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは、この4カ国による措置は国際司法裁判所(ICJ)での訴訟につながる可能性があると指摘する。
アフガニスタンはCEDAWの締約国としてこの申し立てに応じるとみられる。
しかしタリバンの報道官は26日、声明で、アフガニスタンの指導者を性差別として非難するのは「馬鹿げている」と反発。「アフガニスタンでは人権が保護されており、誰も差別されていない」と述べた。
声明は、一部の女性がアフガニスタンに対するプロパガンダを広め、状況を不当に見せようとしていると反論している。