米NY市長の起訴内容判明 旅行の見返りにトルコに便宜供与など

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ニューヨーク市のエリック・アダムス市長/Spencer Platt/Getty Images/File

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長/Spencer Platt/Getty Images/File

(CNN) 米ニューヨーク市のエリック・アダムス市長の起訴内容は、収賄罪や通信詐欺罪などであることが26日明らかになった。外国人からの選挙献金集めも含まれ、違法行為はアダムス氏がブルックリン区長だった2014年までさかのぼるという。

罪状は計5件。同日公開された57ページに及ぶ起訴状によると、アダムス氏は10年近くにわたって外国の裕福なビジネス関係者や、トルコ政府関係者少なくとも1人から豪華な海外旅行などの提供を受けた。

こうした提供の見返りに、同市のトルコ領事館が防火設備検査を経ずに開館できるよう市消防当局に圧力をかけた疑いがもたれている。

検察はアダムス氏が長期にわたって不正行為に関与しており、違法だと知りながら外国人から献金を受けていたと指摘。「これらの献金が、自身に影響力を及ぼすための試みであることも認識していた」とした。

アダムス氏は26日朝、争う姿勢を見せた。職務は続けるという。

同氏はニューヨーク市警の元警官で、2022年1月に市長に就任。民主党の新たな顔として自らを売り込んでいた。

同氏に対してはすでに民主党内から辞任を求める声が上がっている。ホークル州知事はニューヨーク市長を罷免(ひめん)する権限を持っているが、複数の情報筋によると、現時点では権限を行使することは考えていないという。

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