メリル・ストリープさん、「アフガンでは女性よりも動物のほうが権利ある」 国連会合で
(CNN) 米俳優のメリル・ストリープさんは23日、国連総会に合わせて行われた会合でアフガニスタンの女性よりも動物のほうが権利があると指摘した。
ストリープさんは「猫は顔に太陽を感じることができ、リスを公園まで追いかけることができる。鳥は首都カブールで歌うことができる。だが、少女や女性は公共の場で歌うことはできない。これは異常だ」「これは自然法の抑圧だ。奇妙だ」と語った。これらの言葉はSNSで反響を得ている。
ドイツ、オーストラリア、カナダ、オランダは26日、イスラム主義勢力タリバンが女性差別撤廃条約(CEDAW)に違反しているとして非難した。
20年間の戦争を経て米国などが撤退し、タリバンが3年前に権力を奪還するよりもはるか前の2003年、アフガニスタン政府は同条約を批准している。
オーストラリアのウォン外相はニューヨークで記者団に対し、「タリバンが発したさまざまな命令により、アフガニスタンの女性と少女が事実上、一般の生活から排除されていることはわかっている」「ドイツ、カナダ、オランダと我々が取っている措置は前例のないものだ」と述べた。