ガザ人質解放、第6弾で新たに男性3人 赤十字へ引き渡し

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ガザ南部のハンユニスでイスラエル人の人質3人が解放された/Hostages and Missing Families Forum

ガザ南部のハンユニスでイスラエル人の人質3人が解放された/Hostages and Missing Families Forum

(CNN) イスラエル人の人質3人が15日、パレスチナ人の戦闘員によって赤十字に引き渡された。イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが結んだ停戦合意が先月発効してから6度目の人質交換となる。

米国系イスラエル人のサグイ・デケルチェン氏、ロシア系イスラエル人のアレクサンドル・トロウファノフ氏、アルゼンチン系イスラエル人のイエア・ホルン氏の3人が現地時間の同日午前10時前後、ガザ南部ハンユニスで釈放された。彼らは戦闘員に囲まれた車両から現れ、ステージに案内されると、そこから群衆に向かって言葉をかけた。

彼らは前週釈放された人質3人よりも健康状態が良いように見えた。前週の人質の健康状態については、イスラエル当局者から非難の声が上がっていた。

イスラエルはこの後、パレスチナ人の囚人369人を釈放するとみられる。パレスチナ囚人協会が14日に述べた。このうち333人は、2023年10月7日にハマスが主導したイスラエルへの奇襲の後、ガザで逮捕された。実現すれば、ここまでの交換で釈放されるパレスチナ人の数としては最多になる。

上記のステージに巻かれたバナーには、「エルサレム以外に移住はしない」と書かれてあった。これはトランプ米大統領に対する非難とみられる。トランプ氏はガザからパレスチナ人を大量移住させる計画を発表している。

15日に解放された人質3人は全員、上記の10月7日の奇襲中にニルオズ・キブツ(農業共同体)から連れ去られ、500日近く拘束されたままだった。

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