ローマ教皇、「複雑な病態」で入院継続 容体は安定
(CNN) ローマ教皇庁(バチカン)は17日、ローマ市内で入院中のフランシスコ教皇(88)について、同日までの検査から「複雑な病態」が判明し、治療法を変更する必要があると発表した。
発表によると、教皇は「複数の病原体」による呼吸器感染症で、十分な入院治療が必要とみられる。
バチカンはさらにその後、教皇は発熱もなく、引き続き安定した容体で治療を受けていると発表した。
17日午前は儀式や公務、文書を読むなどの活動で過ごし、励ましのメッセージに感銘を受けていたという。
バチカンに集まった信者からは、教皇の病状を心配し、早期回復を祈る声が聞かれた。
バチカンによると、教皇は入院当初の14日と15日、それまで頻繁に連絡を取っていたパレスチナ自治区ガザ地区の司祭、ロマネッリ神父らと電話で会話した。
神父は教皇の様子について「確かにいつもより元気がなく、自分自身の心配をしなければとも言っていたが、声ははっきりしていた。私たちの話もよく聞こえていた」と話した。