ロシア外相、NATO加盟国からのウクライナ駐留軍は「受け入れられない」

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ロシアのラブロフ外相=17日、ロシア・モスクワ/Tatyana Makeyeva/AP

ロシアのラブロフ外相=17日、ロシア・モスクワ/Tatyana Makeyeva/AP

(CNN) ロシアのラブロフ外相は18日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国からの軍隊がウクライナに駐留することは「受け入れられない」と述べた。NATO加盟国は、ウクライナでの戦争をめぐり停戦合意が結ばれれば、加盟国の軍隊をウクライナに派遣する考えを検討しているが、ラブロフ氏は、そうした部隊が各国の旗や欧州連合(EU)の旗の下で派遣されることも受け入れない姿勢を示した。

ラブロフ氏は記者会見で、ロシアが米国との協議の際、ウクライナのNATO加盟に反対したと強調。ロシア側としては、そうしたNATO加盟国の軍隊が別の旗の下で派遣されても状況が変わらないとして、ウクライナへの部隊派遣は受け入れられないとの認識を示した。

スターマー英首相など欧州指導者の一部からは、合意が結ばれれば、平和維持軍をウクライナに派遣するという考えが示されている。

ロシアはかねて、ウクライナに対して、領土の広範囲にわたる支配を放棄し、NATO加盟についても断念するよう要求している。ウクライナ側はこうした要求を拒否している。

米国のヘグセス国防長官は先週、ウクライナのNATO加盟について「非現実的」との見方を示していた。

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