ウクライナ大統領、サウジ訪問を延期 同国抜きの米ロ協議に反発

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ドイツのショルツ首相との会談に出席するウクライナのゼレンスキー大統領=2月15日、ドイツ・ミュンヘン/Sean Gallup/Getty Images

ドイツのショルツ首相との会談に出席するウクライナのゼレンスキー大統領=2月15日、ドイツ・ミュンヘン/Sean Gallup/Getty Images

(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は、予定していたサウジアラビアへの公式訪問を3月10日に延期した。ウクライナは、18日にサウジで開催されたウクライナ情勢をめぐる米国とロシアとの話し合いの場から除外されていた。

ゼレンスキー氏は17日、週内にもサウジを訪問する予定だと明らかにしていた。

ゼレンスキー氏は米ロ協議の後、訪問先のトルコ首都アンカラで、記者団に対し、「我々はサウジアラビアでのロシアと米国の会合に招待されなかった。我々にとって驚きだった。多くの人々にとっても驚きだったと思う」と語った。ゼレンスキー氏は「偶然の一致」は望んでいないとして、サウジ訪問を取りやめると明らかにした。

ゼレンスキー氏は戦争を終結させたいとしつつ、そうした終戦は公平で、ウクライナが排除された形で決定されたものではないことを望んでいると指摘。「どのような状況であっても、ウクライナでの戦争をどのように終わらせるのかについて、ウクライナ抜きで決定を下すことはできない」

ゼレンスキー氏は、米特使のウクライナ訪問を楽しみにしていると言い添えた。ゼレンスキー氏は先に、米国のロシア・ウクライナ担当のケロッグ特使が20日にウクライナを訪問する予定だと明らかにしていた。

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