台湾、「中国が近海に実弾射撃区域を設定」と非難

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台湾国防部が中国による近海での実弾射撃区域の設定を非難した/An Rong Xu/Bloomberg/Getty Images/File

台湾国防部が中国による近海での実弾射撃区域の設定を非難した/An Rong Xu/Bloomberg/Getty Images/File

台北/香港(CNN) 台湾国防部(国防省)は26日、中国が事前の予告なしに、台湾南西沖に「実弾射撃訓練」用の区域を設定したと非難した。

国防部の声明によると、台湾海峡の上空で26日午前9時前、中国軍機32機が確認された。このうち22機は台湾北部と南西部付近で、中国軍の艦艇と「共同戦闘即応訓練」を実施した。

声明は、中国が「事前予告なしで高雄と屏東から約40カイリ(約74キロ)の海域を一方的に訓練区域と定め、実弾射撃訓練を実施すると宣言したのは、国際規範への明白な違反だ」として「強く非難」した。

国防部は、中国が無線放送を通して国際航路に訓練区域を設定することで、国際航空と海上航行に重大な脅威を及ぼしたと主張。これは「地域の安全保障と安定に対する明白な挑発」だと述べた。

また、中国軍によるオーストラリア近海での実弾演習など、最近の活動は「中国が台湾海峡とインド太平洋地域全体における平和と安定への最大の脅威となった」ことを示していると指摘した。

この声明に対し、中国当局は今のところコメントを出していない。

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