米当局者のグリーンランド訪問、「非常に攻撃的」と自治政府首相

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15日、グリーンランド・ヌークの米国領事館前で抗議デモが行われた/Christian Klindt Soelbeck/AP

15日、グリーンランド・ヌークの米国領事館前で抗議デモが行われた/Christian Klindt Soelbeck/AP

(CNN) デンマークの自治領グリーンランドのエーエデ首相は、バンス米副大統領の妻、ウーシャ夫人ら米当局者によって計画されている現地訪問について、「非常に攻撃的」と非難した。トランプ米大統領がグリーンランドを併合すると約束して以降、双方の関係は一段と悪化しつつある。

ただ同首相からの反発にもかかわらず、トランプ氏は今回の訪問を「挑発ではなく友好のため」と説明。米国の代表団は「招待された」と主張した。

ウーシャ夫人は今週グリーンランドを訪れ、現地の犬ぞりレースを観戦する予定。「グリーンランドの文化と結束を祝福する」ことが目的だという。ホワイトハウスが声明で明らかにした。訪問に詳しい情報筋によれば、ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)もグリーンランドを訪れるとみられる。

エーエデ首相は23日、地元紙の取材に答え、米代表団による訪問は「非常に攻撃的」と指摘。とりわけウォルツ氏の訪問に異議を表明した。

「国家安全保障担当の大統領補佐官がグリーンランドで何をするのか? 唯一の目的は、我々に力を誇示することだ」「彼がグリーンランドにいるだけで、トランプ氏の任務に対する米国民の信頼は間違いなく高まる。圧力は増すだろう」(エーエデ首相)

トランプ氏は24日、米国のグリーンランドに対する最近の関心について、現地住民は好意的な反応を示していると主張。「彼らが我々を呼んでいるのであって、その逆ではない。だから現地に招待された」と語った。

閣僚会議の後で記者団の取材に答えた同氏は、グリーンランドの多くの人と取引を進めていると説明し、今後ルビオ国務長官も訪問する見通しだと明らかにした。

グリーンランドにはハイテク産業にとって必要不可欠なレアアース(希土類)鉱物が大量に埋蔵されている。トランプ氏は実力行使もしくは経済的な威圧によるグリーンランド併合について再三関心を表明しているが、デンマークとグリーンランドは断固としてこの構想を拒絶している。

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