ボーイング787、世界の全8航空が運航再開へ
(CNN) ボーイング787型機(ドリームライナー)を運航していた世界の航空会社全8社が、6月初旬までに運航を再開する見通しとなった。
カタール航空はドーハとドバイを結ぶ便で週内に787の運航を再開すると発表した。ドーハと英ロンドンのヒースロー空港を結ぶ便は15日に再開する。
エチオピア航空は8社の中で最も早く、首都アディスアベバとケニアのナイロビを結ぶ便を4日に再開する。
日本では国土交通省が26日に運行再開を承認。ボーイングが納入済みの50機のうち24機を保有している全日空と日本航空は、6月1日から定期便の運航を再開すると表明している。
米ユナイテッド航空は、まずヒューストンとデンバー間の国内便で5月31日から運航を再開すると発表した。
ポーランドのLOT航空は6月5日から再開予定。インドのエア・インディアは5月中、チリのLAN航空は6月に再開する見通しだ。
787型機はバッテリーのトラブルが相次いだことを受け、世界の航空会社が3カ月以上にわたって運航を停止していたが、米連邦航空局(FAA)が25日にボーイングによるバッテリーの改善策を承認した。これを受けてボーイングは各航空会社にチームを派遣し、設計を変更したシステムの導入に当たっている。