香港で密輸象牙を押収、5億円相当 過去最大規模
動物保護団体によれば、2011年に象牙目的で殺されたゾウは2万5000頭。アフリカ大陸の多くの地域でゾウの殺害数が増加数を上回り、絶滅の危機に追いやられている。また、中国は人々の生活が豊かになるにつれて象牙への需要も急増し、世界最大の象牙製品市場となっているという。
今年3月に発表されたワシントン条約の3月の報告書によれば、アジアでは09年以降、1度に800キロを超える象牙を押収した件数が2倍以上に増えている。また、1年間の押収件数では11年が過去最多だったという。
香港の法律では、商業目的で絶滅危惧種の輸入を行ったとして有罪になった場合、最大で500万ドルの罰金と2年の禁錮刑が科せられる。