タカタのエアバッグ、リコール3400万台 米最大規模
リコール対象の車に装備されるエアバッグが安全かどうかも確証はないとしながらも、「安全性が増すことは分かっている」とした。
タカタは当初、エアバッグの問題が起きるのは湿度が高い地域に限られると主張して、リコール対象地域を限定しようとしていた。
NHTSAも当初は限定リコールに同意したが、後にタカタと自動車メーカー11社にリコールの拡大を指示した。さらに、タカタが調査に協力しなかったとして1日当たり最大で1万4000ドル(約170万円)の制裁金を命令。19日の時点で総額は120万ドル(約1億4500万円)に達している。
1日当たりの制裁金支払いは19日で停止されたが、今後別の制裁金を科される可能性もある。
タカタの高田重久最高経営責任者(CEO)は、「NHTSAと今回の合意に至ることができ、一歩前進できたものと認識している」との談話を発表した。