新年祝う花火で5人死亡、消防隊員への攻撃も ドイツ
ベルリン(CNN) ドイツの当局は1日、大みそかに国内各地であった新年を祝う花火で5人が死亡したと発表した。消防隊員が攻撃の標的になるなどして数十人が負傷したという。
同国では花火で新年を祝う習慣がある。花火の私的な使用を全国的に禁止するよう求める声もあるが、毎年各地で花火が使用されている。
公共放送MDRによると、東部ザクセン州では花火が原因で2人が死亡した。うち1人は「花火爆弾」とされるものを扱っていたという。
当局によると、首都ベルリンでは12月31日に1500人以上の消防隊員が出勤し、1892件の事案に対応した。この件数は前年より294件多いという。また、隊員を標的にした攻撃が13件あった。
ベルリンでは同日、330人が拘束された。警官1人が「違法な花火」により重傷を負ったとみられる。現場近くにいた数人も警官を攻撃したという。
一方、ミュンヘンの消防当局は花火でアパート火災が発生するなどし、市内で子ども3人がやけどなどの重傷を負ったと発表した。
同国の花火産業団体は違法な手製の花火に懸念を示している。