米マクドナルド、子ども向けセットからチーズバーガー除外へ
ニューヨーク(CNNMoney) ファストフード大手の米マクドナルドは15日、2022年までに子ども向けのセットメニュー「ハッピーセット(英語圏の名称はハッピーミール)」からチーズバーガーを外す方針を明らかにした。通常のメニューには残すものの、ハッピーセットを注文する子どもの健康に配慮した措置だという。
新たなハッピーセットのメインメニューは、チーズを挟まないハンバーガーと、4個もしくは6個入りのチキンマックナゲット。サイドメニューのマックフライポテトは現在より小さいサイズになる。
飲み物は年内にもボトル入りのミネラルウォーターを選べるようになる。現在提供しているチョコレートミルクは糖分を減らし、果物、野菜、シリアルのメニューも増やすとしている。
マクドナルドはこうした取り組みにより、今年6月までに全米の店舗で提供するハッピーセットのカロリーが600カロリー以下になると説明。22年までには世界各国の少なくとも半分の店舗とドライブスルーでも同様の数値が達成できると見込む。これは現在の平均と比較して20%のカロリー削減になるという。
同社は声明で、こうした取り組みを通じ「子どもを対象とした販促への責任が強化される」と述べた。
米国心臓協会はマクドナルドのメニュー変更を「正しい方向への重要な一歩」と評価。同業各社に対し、この動きに続くよう呼び掛けた。同協会によれば米国では幼児の40%が毎日ファストフードを食べているという。