ホノルル・ボストン間に直行便、米国内線の最長路線 ハワイアン航空
(CNN) 米ハワイアン航空は7日までに、ハワイ州ホノルルと米本土の東部ボストンを結ぶ直行便の路線を開設したと発表した。米国内線史上、定期旅客機便としては最長の路線としている。
ホノルル発の所要時間は約10時間。ボストン発は約11.5時間となる。ホノルル発の初の就航便は4日午後に離陸、ボストンのローガン国際空港には米東部時間の5日午前5時40分ごろに着陸した。
同路線の航続距離は5095マイル(約8200キロ)で、投入した機材は欧州エアバス社製の「A330」型機。エンジン2基搭載で標準仕様の場合の乗客収容能力は約275人。
ハワイアン航空によると、座席が水平状態にもなるファーストクラス18席の他、通常のエコノミークラスより座席間の幅を広めに取るなどした68座席も用意している。
CNN系列局「KITV」の取材に応じた同航空のピーター・イングラム社長兼最高経営責任者(CEO)によると、同路線は当面、週5便で運航。夏季には6便に増やす予定。
ハワイ州のデービッド・イゲ知事はKITVに、ボストン行きの直行便開設で米東部沿岸地域からのハワイ州への訪問客が増えることを期待すると述べた。ボストン都市圏からのハワイ州への旅行客は通常で6万人以上としている。