米首都のガソリンスタンド、8割が売り切れ パイプライン停止の影響続く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
米首都ワシントンのエクソンのガソリンスタンドで中水準以下のガソリンが売り切れ=13日/Bill Clark/CQ Roll Call/AP

米首都ワシントンのエクソンのガソリンスタンドで中水準以下のガソリンが売り切れ=13日/Bill Clark/CQ Roll Call/AP

ニューヨーク(CNN) 米首都ワシントン(コロンビア特別区)にあるガソリンスタンドのうち約81%でガソリンが売り切れ状態となっていることがわかった。燃料価格や需要の調査をしている「ガスバディ」の調査でわかった。

米パイプライン運営大手のコロニアル・パイプラインがランサムウェア(身代金ウイルス)によって6日間にわたって操業を停止していた影響が依然として残っており、ワシントンや米東部でガソリン不足が続いている。

ガスバディによれば、ノースカロライナ州で58%、サウスカロライナ州で48%のガソリンスタンドがガソリン不足となっている。

コロニアル・パイプラインが運営するパイプラインの長さは約8800キロメートルにおよび、米東海岸で消費される燃料の約45%を扱っている。

コロニアル・パイプラインは今月7日にサイバー攻撃が発覚して操業を停止。その後、13日に「大きな進展」があったとして操業を再開していた。

エネルギー省のグランホルム長官は操業再開にあたり、週末には通常に戻ると述べていたが、ガソリンスタンドは依然としてガソリン不足に悩まされているようだ。

エネルギー関連情報を扱うS&Pグローバル・プラッツによれば、パイプラインの流れの速度は1時間あたり約8キロであるため、多くの場所やほとんど空っぽの状態になった施設にガソリンやディーゼル燃料、ジェット燃料を補給するには数日か場合によっては数週間かかる可能性がある。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米国」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]