中国、22年のGDP成長率は3% 予想を下回る
香港(CNN) 中国国家統計局が17日に発表した昨年の国内総生産(GDP)は、前年比3%にとどまったことが分かった。
政府の目標を大きく下回り、半世紀ぶりの低成長となった。
ただし、昨年10~12月期のGDPは前年同期比2.9%と、専門家が予想していた伸び率1.8%を上回った。
中国の資産運用会社、ピンポイント・アセット・マネジメントの張智威社長は、中国経済が昨年12月に底を打ったとの見方を示す。同氏によれば、国内の多くの都市はすでに新型コロナウイルス感染拡大のピークを越したとみられ、交通渋滞などの指標は今月に入って急回復している。
国家統計局の発表では、中国の昨年の人口が14億4118万人と、前年の14億4126万人から減ったことも明らかになった。アナリストらによれば、人口が減少に転じたのは1961年以降で初めて。
張氏は、人口の減少傾向は今後も続き、経済成長や国内需要に影響を及ぼすだろうと指摘した。