実業家マーサ・スチュワートさん、リモートワークに反対意見

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マーサ・スチュワートさん=5月18日、米ニューヨーク市/Angela Weiss/AFP/Getty Images

マーサ・スチュワートさん=5月18日、米ニューヨーク市/Angela Weiss/AFP/Getty Images

(CNN) 米国の女性実業家で作家、テレビ司会者でもあるマーサ・スチュワートさんがこのほど、雑誌とのインタビューでリモートワークに反対する持論を展開した。

スチュワートさんはこの中で、週に3日出勤、2日在宅という働き方ですべての仕事を片付けるのは無理だと主張した。

米国内の職場の状況をフランスと比較し、フランスは1カ月の夏休みを取るなど「愚かな」勤務形態の結果、国があまり繁栄していないと批判。「人々が職場に戻りたがらないからといって、米国もだめになっていいのか」と問いかけた。

自分は今、米国人に出勤を促すために「大暴れ」しているとも語った。

オフィス勤務への切り替えを主張する著名人は、スチュワートさんだけに限らない。ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど米大手銀行の最高経営責任者(CEO)のように、週5日の出勤を求めるケースもある。

米電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOは、在宅勤務が「道義的に間違っている」とまで断言した。

3年前に新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)で在宅勤務が広がってから、オフィス文化は完全には回復していない。日によって出勤と在宅勤務を組み合わせる「ハイブリッドワーク」を導入している職場も多い。

リモートワークは経営者の間で人気が低下傾向にあるものの、従業員側には「生活が改善された」という認識も根強く、オフィス勤務に戻るくらいなら仕事を辞めたいといった声も聞かれる。

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