米スミソニアン動物園で113グラムの赤ちゃんパンダ誕生
(CNN) 米首都ワシントンのスミソニアン国立動物園は17日、14歳のジャイアントパンダ「メイシャン(美香)」が16日に出産したと発表した。
パンダの赤ちゃんは、メイシャンと15歳のオス「ティエンティエン(添添)」との間に人工授精で生まれた。体重は約113グラム。メイシャンの出産は2005年以来、2度目となる。
モニターでパンダ舎の様子を見ていた飼育係が赤ちゃんの鳴き声がするのに気づき、録画映像を確認。赤ちゃんの姿は見えなかったものの、05年の前回出産時と同じメイシャンの反応があったことが分かり、出産したと判断した。
同動物園によれば、メイシャンは「今回もいい母親ぶりを発揮し、すぐに子どもを抱きかかえて面倒を見始めた」という。飼育係も、子育て上手なメイシャンが「今回もうまくやってくれると確信している」と話している。
まだ赤ちゃんの名前は決まっていないが、中国の伝統に従って、誕生から100日目に命名予定だという。
メイシャンとティエンティエンは同動物園と中国の野生生物保護協会が2011年に交わした契約に基づき、研究と繁殖の取り組みが行われている。メイシャンは07年以来、5回連続で想像妊娠を繰り返していたことから、妊娠の確率は10%未満と推定されていた。
動物園はウェブサイトを通じてパンダ舎の映像も公開しているが、アクセスが殺到してつながりにくい状態になっている。