大平洋を13カ月漂流?、マーシャル諸島に男性が漂着

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医療スタッフに体を支えられて船から下りるホセ・サルバドール・アルバレンガさん

医療スタッフに体を支えられて船から下りるホセ・サルバドール・アルバレンガさん

チアパス州やマーシャル諸島の当局者によると、アルバレンガさんは2012年12月21日、サメ漁のため日帰りのつもりで10代の少年を連れて海に出た。ところが強風で流されたうえに嵐に遭い、エンジンが故障した。

一緒にいた少年は、鳥を生のまま食べることを拒んで4週間後に死亡したという。遺体がどうなったかは分かっていない。

もしアルバレンガさんの話が本当だとすれば、太平洋を横断して約1万800キロ漂流したことになる。専門家によると、メキシコとマーシャル諸島の間を流れる潮流に乗ればそれもあり得るという。

アルバレンガさんは英紙テレグラフの取材に対し、マーシャル諸島に漂着した時の様子について「鳥を殺して食べたところで木が見えた」「とうとう陸地にたどり着いたと分かって泣いた。ぐっすり眠って目を覚ますとニワトリの声が聞こえて姿が見え、小さな家が見えた。地元の女性2人が叫んでいた。私には衣服がなく、下着だけで、それもボロボロになっていた」と話している。

この島の住人によれば、アルバレンガさんが乗っていた船は全長約8メートルのグラスファイバー製で、ひどく損傷していて船体はフジツボに覆われ、甲板にはカメの死骸が散乱していたという。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「Odd News」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]