火星の夜空に浮かぶ地球、探査機が初撮影
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は6日、火星探査機「キュリオシティ」が火星から撮影した地球の写真を公開した。火星の夜空に浮かぶ小さな光点として、地球が写っている。
短文投稿サイト「ツイッター」上の公式アカウントによれば、キュリオシティが火星の地表から地球を撮影したのは初めてだという。
写真は1月31日、火星の日没から約80分後に、キュリオシティの「左眼カメラ」で撮影された。地球のほかに、月の光点も映っているという。画像は宇宙線の効果を取り除くための加工が施されている。
撮影時の地球からの距離は約1億6000万キロ。NASAによると、もし人が火星の地表に降り立ったとすれば、地球と月は夜空の明るい星として、肉眼でもはっきり見えるはずだという。
キュリオシティは2011年11月に米フロリダ州ケープカナベラルから打ち上げられ、12年8月に火星に着陸。直後から17台のカメラで撮影した写真を地球に送り続けてきたが、地球が写った写真はこれまで1枚もなかった。