人影のない平壌、燃える油田――400キロ上空から見た地球

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400キロ上空から地球を眺めると

(CNN) カナダのアースキャスト社がこのほど、宇宙で運用しているカメラで撮影した地球の画像を公開した。地上400キロから撮影した地球の画像は、普段気にしない場所に目を向ける機会を与えてくれそうだ。

アースキャストの幹部、フィル・ドウネン氏によれば、同社は4台のカメラを宇宙空間で運用している。そのうちの2台は2014年からISSで運用されているもので、フルカラーの動画用カメラと静止画用のカメラだ。動画用のカメラでは1年あたり20カ所程度の都市を撮影するという。

ドウネン氏は、撮影された画像のなかでも興味深いのは北朝鮮の首都・平壌だと指摘。インフラは美しく、見事に建設されているものの、高速道路を走る車はほとんどなく、出歩く人もまばらだという。

そのほか、シリアとヨルダンの国境にある難民キャンプや、イラク・モスル周辺の油田が燃えている様子もカメラが捉えたという。

同社では国連からの要請に応じて、地震や洪水などの被災地を撮影することもある。そうした画像は、緊急救急隊が利用する地図に使われるという。画像の提供が、被災地や紛争地に目を向け、考えるきっかけになればと考えているという。

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