世界最高齢の女性、117歳に 食生活は「生卵とクッキー」
(CNN) 世界最高齢に認定されているイタリア人女性、エマ・モラノさんが29日、117歳の誕生日を迎えた。長寿の秘訣(ひけつ)は、毎日欠かさず食べる生卵だという。
モラノさんは1899年にイタリア北西部ピエモンテ州で生まれた。19世紀から3世紀を生き抜いてきた、世界でただ1人の人物だ。今年5月、米アラバマ州生まれのスザンナ・ジョーンズさんが116歳で亡くなったのを受けて世界最高齢の座に就いた。
モラノさんの母は91歳まで、姉妹の何人かは100歳まで生きるなど長寿の家系。ただ本人によれば、第1次世界大戦の直後、十代の頃に始めた食生活が功を奏しているという。医師から貧血対策に生卵を食べるよう勧められ、その後ずっと従ってきた。
モラノさんは長年、1日に生卵2個と調理した卵1個、ひき肉にパスタ少々という食生活を送ったが、年を取ってからは卵2個とクッキーだけになった。クッキーが大好きで、人に取られないよう枕の下に隠しているほどだという。