氷河の動きを画像化、融解現象の分析支援 米NASA
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は13日までに、世界各地の氷床や氷河の動きを画像化し、融解現象の傾向を推定する新たなプロジェクトを開始した。
「GoLIVE」と名付けられたこのプロジェクトでは、人工衛星の観測データを分析し、世界の氷床や氷河の動きを示す画像を「ほぼリアルタイム」に提供する。NASAが米地質調査所(USGS)や複数の大学と共同で取り組んでいる。
この画像によって、研究者らは氷河が融解して海に落下する現象に大気や海水の状況がどのように影響するかを把握し、今後の融解ペースを予測することができるという。
プロジェクトに参加する米コロラド大学のテッド・スカンボス氏は「この方法を活用すれば、注意するべき地域はどこか、動きを速めるきっかけになるのはどんな出来事かなどを特定できる」と語った。