がん闘病の米男性、1年分のピザ当てフードバンクに寄付

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賞品のピザ1年分を寄付へ 米

(CNN) 米ペンシルベニア州でがんと闘病中の男性がピザ店の懸賞で1年分のピザを当て、すべてを地元ノーサンプトンのフードバンクに寄付する出来事があった。この男性ジョシュ・カトリックさん(36)が25日、CNNの取材に答え、ピザの寄付に込めた思いを語った。

カトリックさんは結腸がんで今年8月に手術を受け、9月からは化学療法を開始。朗報が飛び込んできたのは8回目の化学療法を終えたところだった。

懸賞はカトリックさんが子どもの頃から常連だった近所のピザ店「マリオズ・ピザ」が実施した。当選者には来年1年間を通じて毎月Lサイズのピザ2枚とソーダを無料で贈呈するという内容で、カトリックさんも含めて約1200人が応募していた。

ピザをフードバンクに寄付しようと思い立ったのは、がん闘病を通じて周りの人たちの思いやりに接したためだとカトリックさんは言う。「この数カ月でたくさんの人たちと出会い、たくさんのものを受け取った。だからお返しがしたいと思った」

ピザ店はカトリックさんのこの思いやりに敬意を表し、フードバンクと同時にカトリックさんにもピザ1年分を贈呈することにした。同店の経営者一家のジュゼッペ・アイエロさんはCNN系列局WFMZのインタビューの中で「もらうよりあげる方がいい。何よりもクリスマスの季節だから」と語っている。

カトリックさんは自分が受け取るピザについても「多分、フェイスブックで友人たちと共有して、自分で懸賞を行い、誰かがピザを受け取ってくれるかどうか見てみたい」と話している。

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