ハリケーン通過で空が紫色に 米フロリダ州

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フロリダ州ジャクソンビルに住むエイミー・ポープ・レイサムさんは空が美しい紫色に変わるのに気付いた=4日/Amy Pope-Latham

フロリダ州ジャクソンビルに住むエイミー・ポープ・レイサムさんは空が美しい紫色に変わるのに気付いた=4日/Amy Pope-Latham

(CNN) ハリケーン「ドリアン」が通過したフロリダ州で、日没時の空が紫色に染まる現象が観測された。

同州北東部ジャクソンビルに住むエイミー・ポープ・レイサムさんは4日、自宅上空が灰色の雲に覆われた状態からオレンジ色に変わるのを目撃した。続けて空は美しい紫色に染まり、時間の経過とともに一層鮮やかになっていったという。

ハリケーン「ドリアン」はバハマのアバコ島とグランドバハマ島などに壊滅的な被害をもたらし、少なくとも30人が犠牲になった。

ベリバン・ケスキンさんは、夕食の準備中に空の色の変化に気付いた。ジャクソンビルには2年ほど住んでおり、これまでハリケーンを経験したことがなかった。

自宅への被害はなかったといい、夕焼けがとてもきれいだったと話している。

ソーシャルメディアには紫の空を捉えた写真が相次ぎ投稿された。この現象はハリケーン通過後に観測されることがある。

日中の空が青いのは空気分子によって太陽光が散らばるためで、科学者はこれを「散乱」と呼んでいる。散乱は微粒子によって光の方向が変わる現象を指す用語。

今回の場合、ドリアンで発生した低層雲が波長の長い光を散乱させたため、カメラに紫色が捉えられた。

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