全身黄色の珍しいカメ、インドで発見

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インド東部の農場でアルビノとみられる黄色のカメが発見された/Odisha Forest Department

インド東部の農場でアルビノとみられる黄色のカメが発見された/Odisha Forest Department

(CNN) インド東部の農場で、全身鮮やかな黄色をした珍しいカメが見つかった。専門家は、生まれつき色素が欠乏しているアルビノ(先天性色素欠乏症)の一種と指摘している。

森林管理当局が21日、CNNに語ったところによると、黄色いカメはオリッサ州バーレーシュワルの農村で農作業をしていた男性が19日に見つけて自宅に持ち帰った。

男性からカメを受け取った森林管理当局は、野生生物保護の専門家に連絡を取った。

生物多様性保護団体の専門家はCNNの取材に対し、こんなカメを見たのは初めてだと話し、生まれつきチロシン色素が完全または部分的に欠如しているアルビノによるものだと指摘。「遺伝子配列に突然変異が起きたり、チロシンが欠乏したりすることもある」と解説している。

カメはその後、バーレーシュワルで野生に戻したという。専門家は「カメやカニはよく見つかるので、救出して水の中に放している。しかしアルビノのカメが見つかったのはオリッサ州では初めて、インドでは2回目だった」と語った。

今回見つかったカメは「インドハコスッポン」という種で、1歳半~2歳の成体だったと思われる。このカメはパキスタンやスリランカ、インド、ネパール、バングラデシュ、ミャンマーに広く生息し、カエルやカタツムリ、水生植物などを餌としている。

2016年にはオーストラリア北東部クイーンズランド州の海岸で、珍しいアルビノのアオウミガメが見つかっていた。このウミガメは孵化(ふか)したばかりで、ボランティア団体が「リトル・アルビー」と名付けて見守った。

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