祝日行事を内密に敢行、緑色の川に市民びっくり 米シカゴ
(CNN) 米シカゴ市で13日、アイルランドに由来する「聖パトリックの祝日」に伴うシカゴ川の川面を緑色に染める伝統行事を市民に知らせず敢行する一幕があった。
市当局は事前に、新型コロナウイルス対策の密集回避を図るため今年はこの行事を取りやめると発表。地元紙はその中止を嘆くなどしていた。
しかし、ロリ・ライトフット市長が13日朝、ツイッター上で突如、川を染め上げたことを画像と共に発表して市民を驚かせた。
「おめでとう聖パトリックの祝日の週末、シカゴ!」と書き込み、「集まることはかなわないがシカゴ川を染める長年の伝統は守ることが出来た」と続けた。「きょう出かけるのならマスク着用と他人との間に空ける距離に注意して」ともつけ加えた。
ただ、祝日に伴うもう一つの主要行事であるパレードはコロナ禍で2年連続の中止となった。
聖パトリックの祝日と緑色の結びつきは、アイルランドの愛称が「エメラルド島」であることなどが関係するとされる。
Happy St. Patrick's Day Weekend, Chicago!
— Mayor Lori Lightfoot (@chicagosmayor) March 13, 2021
Although we didn’t gather, we were able to honor long-standing tradition by dyeing the Chicago River green, thanks to the Chicago Journeymen Plumbers. If you're heading out today, make sure to mask up and watch your distance. pic.twitter.com/UfU2GI74nC