日本の月探査機「SLIM」、運用再開 月面の新たな画像も共有
SLIMは当初、マルチバンド分光カメラで捉えた周辺の風景画像257枚を撮影。チームはこれらの画像を解析し、写り込んだ岩にはそれぞれ興味深いニックネームをつけて大きさの推計などを行っている。
JAXAが29日に共有した新たな画像は、「トイプードル」と名付けた岩石を近接撮影したもの。こうした岩石の調査から、月の起源を巡る洞察が明らかになる可能性がある。
現在JAXAはSLIMを駆使し、「神酒(みき)の海」と呼ばれる月の表側の地形について、前例のない情報を集めようとしている。