新国立競技場、新デザイン案が決定 ハディド氏は批判
同氏の事務所は新デザイン案の決定を受けた声明で、撤回の理由はデザインや費用ではなかったと主張。費用を抑える修正案を示しても取り入れられず、新たな公募のルールでは国際チームが不利な扱いを受けたと批判した。
また、今回選ばれたデザインは同氏の当初案に「驚くほど似ている」と述べ、「我々の2年がかりの設計案や費用節減案の多くは正しかったことが証明された」と宣言した。
声明はさらに、当初案がそのまま採用されればすでに工事が始まっていたはずだが、新たな案では五輪に間に合わない恐れがあるとも主張している。
新国立競技場は建設計画の見直しにより、19年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会までには完成しないことが確実となった。新たな案では、同年11月30日に完成予定となっている。