日本の「クリスタル宇宙」、別の惑星から来た魔法の作品?
東京(CNN) 日本でこの夏、大規模なアート展「DMM.プラネッツArt」が開かれている。テクノロジーとアートが衝突する内容だ。
この展示会を仕手掛けたのは、「ウルトラテクノロジスト」を自称し東京を拠点に活動するアート集団「チームラボ」。
展示は「Crystal Universe」など4つのインスタレーションを中心に構成されている。モバイル機器やセンサー、コンピューター描画を組み合わせることで、観客はそれぞれの世界の一部になれる。例えば、池を描いた部屋で歩を進めると、コンピューター投影されたコイがその動きを探知して逃げていくといった趣向だ。
以下では、チームラボの一員である工藤岳氏に話を聞いた。同氏はそれぞれの展示室を異なる惑星と表現し、その体験を宇宙空間を移動する感覚になぞらえている。
展示会全体のコンセプトは?
コンセプト面では、他人と一緒に五感を使うときに身体に生まれる感覚、物理的な感触を重視した。このような完全没入型の巨大インスタレーションを実現したかった。展示面積は3000平方メートルを超えている。作品全体を見るて回る正しい順番はない。好きなように惑星から惑星に移動してほしい。