パラリンピック入場券、まだ12%しか売れず 支出削減の恐れ

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リオ市街を見下ろすコルコバードの丘のキリスト像

リオ市街を見下ろすコルコバードの丘のキリスト像

ロンドン(CNNMoney) リオデジャネイロで9月に開幕するパラリンピックのチケットが、まだ12%しか売れていないことが分かった。スポンサーも付かないことから予算が大幅に不足し、支出削減を迫られる可能性もある。

リオ・パラリンピックのチケットの値段はほとんどが3ドル程度。それでもまだ、売り出された250万枚のうち30万枚程度しか売れていない。

国際パラリンピック委員会によれば、前回ロンドンで開かれたパラリンピックではチケットがほぼ完売となり、主催者が座席数を増やして対応していた。

リオ五輪の場合、チケットの売れ行きは徐々に伸びて650万枚のうち約88%が売れた。観客は、五輪競技のチケットが売り切れるとパラリンピックのチケットを求める傾向があることから、関係者は今後の売れ行きに期待をつなぐ。

組織員会は大会を円滑に運営するため、リオデジャネイロ市やブラジル政府にも追加資金提供を求めている。

組織委員会広報によると、政府と市は2億5000万レアル(約78億円)を追加拠出する意向を示しているという。

リオデジャネイロ市長は、最大で1億5000万レアル(約47億円)の予算を確保していることを明らかにした。ただ、現時点では裁判所が拠出を認めていないという。

大会出場選手の旅費の支出も2週間遅れになっているといい、出場予定選手は不安を募らせている。組織委員会広報は15日、旅費の拠出を最優先課題にすると表明した。

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