ビートルズ「最後の曲」リリース、故レノンのボーカル復活

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「ナウ・アンド・ゼン」はレノンの声やハリスンのギターソロを含む4人全員の音が収められている/John Pratt/Hulton Archive/Getty Images

「ナウ・アンド・ゼン」はレノンの声やハリスンのギターソロを含む4人全員の音が収められている/John Pratt/Hulton Archive/Getty Images

(CNN) 故ジョン・レノンを含めてビートルズのメンバー全員がそろった「最後の曲」が、11月2日にリリースされた。

曲のタイトルは「ナウ・アンド・ゼン」。レノンが「I know it’s true. It’s all because of you. And if I make it through, it’s all because of you」と歌い、ビートルズを懐かしむファンの思いを強くかき立てている。

ユーチューブで1日に公開されたメイキング映像によると、この楽曲はレノンが制作して1970年代にニューヨーク市の自宅で収録し、妻のオノ・ヨーコが94年、ビートルズの残るメンバーにデモを披露した。

レノンは40歳だった1980年、ニューヨーク市の自宅前で銃撃されて死亡した。

メイキング映像には、ギターを担当した故ジョージ・ハリスンの「ジョンの声が聴けることを大切にしたい。彼もきっと、僕たちとまた一緒にいられる機会を楽しんだに違いない」というコメントが収録されている。ドラムのリンゴ・スターは「彼が戻って来てくれて、僕たちは今までで一番近くなれた」と言い添えた。

ポール・マッカートニーとスター、ハリソンは1995年までこの楽曲に取り組んだが、当時はデモ音源のレノンの声をピアノの音から切り離すことができず、その後長年、ナウ・アンド・ゼンは棚上げ状態になっていた。

2001年にハリソンが死去したことでさらに機運がそがれ、マッカートニーとスターが再び制作に着手するのに20年以上の年月を要した。

レノンの声はデモ音源から切り離され、ハリソンのギターは1995年の音源をもとに制作している。

「ナウ・アンド・ゼンは多分、ビートルズ最後の曲になる。そして僕たち全員が演奏しているので、正真正銘ビートルズのレコーディングだ」とマッカートニーは力を込めた。

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