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スター・ウォーズ「ジェダイの帰還」のレイア姫の衣装、2670万円で落札

「スター・ウォーズ」で囚われの身のレイア姫が身に着けていた衣装が競売で落札

「スター・ウォーズ」で囚われの身のレイア姫が身に着けていた衣装が競売で落札/Sunset Boulevard/Corbis/Getty Images via CNN Newsource

(CNN) 人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード6「ジェダイの帰還」でキャリー・フィッシャーが身に着けた金色のビキニの衣装がこのほどオークションにかけられ、17万5000ドル(約2670万円)で落札された。

衣装は腕輪やブレスレットを含む七つの部位で構成される。オークションは2日間の日程で、ハリウッドにちなんだ品目が500点以上出品された。当該の衣装の落札者は公表されていない。

劇中ではヒロインのレイア姫が悪役のジャバ・ザ・ハットに捕らえられた後で身に着けていたこの衣装。スター・ウォーズのファンの間ではカルト的な人気を博しており、オークションを主催した米ダラスのヘリテージ・オークションズもシリーズの歴史上「最も思い出深い衣装の一つ」と評している。

しかし衣装に対しては、フィッシャーとその役柄に性的特色を与えるとの批判の声も寄せられている。2016年に死去したフィッシャーは、米公共ラジオ放送(NPR)との同年のインタビューで、この衣装に関して「ほぼ裸」の状態になるため着用していて不快だったと述懐。「自分で選んだ衣装ではなかった。(監督のジョージ・ルーカスから)衣装を見せられたときは冗談かと思い、とてもナーバスになった」と語った。

2015年、ニューヨーク市でのイベントで展示された衣装/TJ Roth/Sipa USA/AP via CNN Newsource
2015年、ニューヨーク市でのイベントで展示された衣装/TJ Roth/Sipa USA/AP via CNN Newsource

衣装は衣装デザイナーの務めたニロ・ロディス=ジャメロのスケッチを基に、宝石職人で彫刻家のリチャード・ミラーが樹脂とウレタンを用いて製作した。

22年に80歳で死去したミラーは、生前のドキュメンタリー映像でフィッシャーがビキニを「気に入っていなかった」とし、本人の体にうまくフィットしていなかったからだろうと振り返っている。衣装はフィッシャーの体に合わせて作ったマネキンを使用してデザインしたが、撮影に当たり「彼女は少なくとも10ポンド(約4.5キロ)は体重を落とさなくてはならなかった」。

26日に終了したオークションでの落札額は総額で590万ドル。スター・ウォーズのその他の関連では、エピソード4「新たなる希望」で銀河帝国の人工天体「デス・スター」を攻撃するシーンの撮影に使用されたスターファイター「Yウイング」が155万ドルで落札された。ヘリテージ・オークションズによると、これはスクリーンに登場するスター・ウォーズの道具類としては3番目に高い落札額となる(現在の最高記録は昨年10月に310万ドルで落札されたスターファイターの「Xウイング」。17年に275万ドルで落札されたドロイドの「R2D2」がこれに続く)。

原文タイトル: Princess Leia’s ‘Return of the Jedi’ bikini sells at auction for $175,000(抄訳)

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