インド首相、フェイスブック本社を訪問へ 対話集会を開催
ニューヨーク(CNNMoney) インドのモディ首相が今月27日、米カリフォルニア州にある交流サイト(SNS)大手フェイスブックの本社を訪問することになった。同社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)とともに対話集会を開催する。
ザッカーバーグ氏は13日、インターネット上の投稿で「モディ首相とは昨年インドでお会いした。今度は首相をフェイスブックへお迎えする機会を得ることができて光栄だ」と述べた。
対話集会は「社会的、経済的な課題に取り組むため、コミュニティーはどのように協力し合えるか」というテーマで開かれる。
モディ首相もフェイスブック上で同社訪問の計画を発表し、「幅広いテーマを扱った記念すべき対話になるだろう」と強調。集会への参加を呼び掛けた。
ザッカーバーグ氏の投稿には2万4000件以上のコメントが集中したのに加え、モディ首相にも12時間で2000件近いコメントが寄せられた。
首相は昨年、経済再建と投資誘致を掲げて就任したが、農家や労働組合はこれらの政策に反発。首相が率いる改革法案は今夏、議会で否決された。今月初めには、労働改革案に反対する労働者ら数百万人によるストライキが起きた。
一方で首相は、ハイテク大手企業との友好関係で知られる。フェイスブックではこれまでに3000万件以上の「いいね!」を集めた。短文投稿サイトのツイッターでは1500万人近い読者(フォロワー)数を誇り、ツイート数は9252件に達している。