iPhoneの不要アプリ、削除可能へ CEOが言明
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、同社のスマートフォン「iPhone」に最初からインストールされている一部のアプリについて、ユーザーにとっては迷惑でしかない場合もあると認め、ユーザーがこうしたアプリを削除できるよう、対応に当たっていることを明らかにした。米ニュースサイトの「バズフィード」が15日に伝えた。
クック氏はバズフィードの取材に対し、「この問題は見かけ以上に複雑だ」と述べ、「一部のアプリはiPhoneの別の部分とつながっていて、削除すると別の部分に問題が生じるかもしれない」とも指摘した。
問題になっているのは「株価」「Newsstand」「Podcast」「Apple Watch」「ヒント」「iBooks」などのアプリ。何ギガバイトもの記憶容量を食いつぶすこともあり、何年も前から不満の声が出ていた。
こうしたアプリをユーザーが削除できるようにする措置について、クック氏は「検討中」としながらも、いつから削除が可能になるのかは明言しなかった。
ただ、16日からiPhone向けに提供が開始されるOS更新版の「iOS9」では、一部のアプリの仕組みが変わる可能性がある。
同社は先週の時点でiOS9について、「メモ」アプリの大幅な刷新や、「マップ」アプリの乗り換え案内などを盛り込むと発表していた。