フェイスブックで保守系ニュース排除か、元社員の証言が波紋
保守層の間では以前から、フェイスブックやツイッターなどのIT企業はリベラル系に偏っているとの批判が根強くあった。
CNNMoneyが取材したフェイスブックの元従業員3人も、トレンド欄の作業には個人的偏見が入り込むこともあると証言した。ただし、保守に対する組織的な偏見を目の当たりにしたことはないといい、1人は「政治的意見に関係なく、ユーザーが話題にしていることを客観的に表現しなければならないというのが会社からの指示だった」と話している。
トレンド欄のトピック管理者だったという元従業員は、担当者の透明性と開かれた姿勢には定評があったと述べ、内容によってはトレンド欄から締め出すこともあったものの、それは不正な内容を表示させないことが目的だったと説明している。非表示にしたトピックは理由説明付きで記録され、チェックを受けていたという。
もう1人の元従業員も、「保守系の投稿を抑圧するようにという指示は受けなかった」と話している。