米アップル、上場来高値を更新 次期iPhoneに期待
ニューヨーク(CNNMoney) 14日の米株式市場でアップルが一時135.09ドルを付け、上場来の最高値を更新した。
これまでの最高値は2015年4月に記録した134.54ドルだった。
アップル株は13日も買われ、終値では133.29ドルと、15年2月の過去最高値を突破していた。
この背景には、初代の発売から10周年を迎えたスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新モデルへの期待がある。14年末以降で最大のデザイン刷新となることが予想されている。
ゴールドマン・サックスは13日、新型iPhoneには3次元(3D)センサーなどの新機能が塔載される可能性が高いとして、アップルの目標株価を引き上げた。
アップルは昨年、3四半期連続で減収減益となったが、韓国サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」の大規模リコールなどでiPhoneの需要が伸び、10~12月期決算では過去最高の売上高を記録していた。
先月就任したトランプ米大統領は、米企業が国外の資金を国内へ持ち帰る際にかかる税金の引き下げを提案している。アップルは現在、米国外に2300億ドルの資金を保有しているため、この案が実現すればさらなる追い風となる可能性もある。