欧州議会、新たな著作権ルールを承認 ネットが変わる可能性

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新たな規制で検索サービスや傘下の動画共有サイトが痛手を被るとみられるグーグル/CNNMoney

新たな規制で検索サービスや傘下の動画共有サイトが痛手を被るとみられるグーグル/CNNMoney

ミームの終わり?

最も激しい論争となったのは第13条だ。同条はユーザーが行った著作権違反行為について、ユーチューブなどのコンテンツ共有プラットフォームも有責とする。

そのため企業はユーザーが著作物の違法アップロードをしないようなフィルターを作る必要に迫られる。

反対派は、自動的なフィルターは検閲に相当し、表現の自由を害すると主張。海賊版の音楽や動画のストリーミングや共有の防止を目的とする規定が広すぎる規制になっていると指摘する。

法案に反対するドイツの別の議員は「あなたが発信したいものは全て、最初にフィルターからの承認を受ける必要がある」「パロディーやミームといった完全に合法なコンテンツもこの標的になってしまう」と危機感を募らせる。

フィルターを開発するコストも巨額となる。ユーチューブはこれまで違法著作物を特定するコンテンツのシステムに1億ドル以上をかけてきた。

ユーチューブは新法案に反対の立場を取る。同社の親会社グーグルは法案の可決後に、「人々はオンライン上で質の高いニュースとクリエイティブなコンテンツへのアクセスを求めている」「より多くのイノベーションやコラボレーションが、欧州のニュースやクリエーティブな分野の持続的な未来の達成に向けた最良の方法となる」との声明を出した。

アマゾンやイーベイ、パンドラなどが加盟するコンピューター通信産業協会も法案に反対している。フェイスブックはコメントを控えている。

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